クラウドソーシングの危険な案件「買い物代行」「荷受け代行」

副業

クラウドソーシングは誰でも利用することができるため、時には怪しい仕事が発注されることがあります。クラウドソーシングを使い慣れているワーカーなら、ある程度あやしい業者の見分けがつきますが、登録して間もないワーカーには見極めが難しいのが正直なところ。
今回は、逮捕者が出てニュースにもなった買い物代行サービスについてご紹介します。

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簡単! 誰でもできる! 「買い物」「荷受け」代行のお仕事

「買い物代行」とは、クライアントから指示された商品を代わりに購入し、指定された場所へ転送すると言う仕事。購入代金と代行手数料を報酬としてもらえます。
「荷受け代行」とは、 荷物を受け取って指定された場所へ転送すると、代行手数料を報酬としてもらえるというもの。どちらとも、受け取る場所を明らかにするためワーカーの住所氏名などをクライアントに提出します。中には、免許証などの身分証明書を求めるところもあります。

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試しに代行作業を検索してみた

2018年10月に、クラウドワークスの相談所で買い物代行詐欺の相談がされているので、今でも発注がかかっている案件かと思って検索しましたが、 それらしい仕事は見つけることができませんでした。

というのも、実はこの買い物代行サービスは2017年の時点ですでに逮捕者が出ており、

https://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20170602-OYT8T50018.html

運営側も違反行為に指定しています。
だから案件がアップされ次第削除されている様子。

でもまだこのテの案件を見つけて「本当に大丈夫なんだろうか」という相談は寄せられているのです。
おそらく、案件のタイトルから代行作業であることがわからないように、「誰でもできる入力&簡単作業」としか書いておらず、問い合わせてようやく代行であることがわかったり、そもそも案件を公開しておらず、登録して間もないワーカーへスカウトメールを送ったりしているのでしょう。
発注場所がクラウドソーシングなので、「いかにもありそうな代行作業」と思われてしまうのも問題かな。

あやしい業者の見極め方

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クライアントと連絡が取れなくなる

代行の仕事を引き受けると最初の1、2回は本当に手数料(と購入費)をもらうことができますが、やがてクライアントと連絡が取れなくなります。買い物代行の場合は、3回以上は購入しなければならないというコースを契約させられることもあり、何回かは自腹を切らざるをえないことも。
自腹を切るだけでも痛いですが、それ以上の問題に巻き込まれることもあります。

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身に覚えのない請求書が届く

過去にあった事例としては、クライアントと連絡が取れなくなった後、ワーカーのもとに身に覚えがない請求書が届くようになったことが報告されています。
この請求書も、自分が買い物代行をしたお店だけでなく、まったく知らない 会社から届くこともあるようです。
クライアントに提出した身分証明書で、勝手に契約をされて品物は横取りされ、請求書だけがワーカーのもとに届くようになっていたのです。
つまり、詐欺被害にあったことになるのですが、契約の正式な名義人になってしまっているので高額な支払い義務が発生します。解約するにしても本人が正式な手続きを踏まなければ解約することができません。高額な解約手数料が必要になることもあります。

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ネットショッピングはクーリングオフできない

基本的にネットショッピングはクーリングオフはできません。 買い物代行であっても契約上は自分の意思で申し込んだことになるので、クーリングオフ対象外なのです。しかし、業務委託とは名ばかりで、購入や費用の支払いが必須であった場合には、業務提供誘引販売取引なので、消費者契約とみなされるため、消費者センターに相談できます。
少額なら勉強代と思うこともできますが、とても払えそうにない額なら、警察や法テラスなどを使って弁護士に相談することも検討しましょう。都市部では被害に遭っている人が多いこともあって、被害者の会が結成されていることもあります。だまされたと気付いたら早めに消費者センターや警察など公的機関に相談することをおすすめします。

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結論:クラウドソーシングの規約には目を通そう

クラウドソーシングでは「こういうことはやっちゃだめです」という規約を作っています。そこに書いてある行為は行わないようにすることが大切です。

自分で自分を守る以外に方法がないからこそ、クラウドソーシングでの副業を選ぶ際には慎重になりましょう。楽して簡単に稼げる仕事はないです。たまに「こんな簡単な仕事でこんなにもらっちゃったよー」という人がいたら、それはその道のプロの技が炸裂したのでは…と思います。本業ライターがwebコンテンツ作成に参戦とか。本業デザイナーがコンペに参戦とか。