在宅ライターが開業届を出すタイミングとその方法

確定申告

在宅ライターにとって気になるのは税金のこと。
なんとなく「所得が20万(副業の場合)または38万(専業の場合)を超えたら、確定申告が必要よね?」という知識はあるでしょう。確定申告をするとなると、白色申告または青色申告で行う、ということも聞いたことがあるかもしれません。
しかし、白色でも面倒くさいのに、青色となるともっと面倒くさそう~

そんな在宅ライターの方のために、「開業届」についてご紹介します。

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開業届ってなんだ? 出したらいいことあるの?

開業届というのは、税務署に対し「事業を始めます」とお知らせする通知のこと。事業を始めたらすぐに出すのがルールですが、副業として始めたり、お小遣い稼ぎの範疇から出ないような場合には届を出さないケースも少なくありません。また出さないことによるペナルティもありませんが、

  1. 節税効果の高い青色申告ができるようになる
  2. 屋号で口座が作れる
  3. 赤字を繰り越せる

というメリットがあります。特に1の効果は絶大。青色申告にすると無条件で65万円までの控除が認められますので、65万円を金額を売上から引きことができます。

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いくらくらい稼いだら開業届を出すべき?

個人事業主の条件として

  1. 税務署に個人事業の開業・廃業届けを出す
  2. 年間20万以上の給与所得以外の収入がある
  3. 営利目的の仕入れ販売を継続的に行っている

この3つのうちどれかに当てはまると、個人事業主としてみなされます。つまり継続して20万円以上の利益が出せる、または来年以降も出せそうなら開業届を検討してもいいでしょう。

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複式簿記が怖い! どうすればいいの!?

さて、青色申告といえば複式簿記。
複式簿記というのは

9/15 仕入 20,000 / 現金 20,000
9/16 現金 20,000 / 売上 20,000

みたいなやつ。簿記やったことがある人なら「ああ…」となるやつですね。

ちなみに単式簿記は

9/15 支出 仕入 20,000
9/16 収入 売上 20,000

みたいな感じになります。

複式簿記の目的は科目別にお金の合計が出せるところ。単式簿記だと収入・支出しかわかりませんが、複式簿記なら「仕入にいくら使ったのか」「売上の合計は?」「現金はいくら動いたのか」「預金はいくら動いたのか」などが把握できます。ライターの帳簿はそこまで複雑にはなりませんが、たとえば個人経営のクリニックなどは、同じ個人事業主でも従業員を抱え様々な種類の収入・支出が存在するわけです。正しく確定申告を行うためには、何にいくら使った・いくら儲けたという一覧表を作る必要があり、そのためには複式簿記でなくてはなりません。

さて、簿記の知識がない人にとっては「…ええと、だから、うん、複式でないといけないんだよね」程度は認識してもらえたかと思いますが、細かい仕組みはわからなくても、会計ソフトを使えばズバっと解決しちゃいます。特にクラウドタイプは法律や申請用紙のフォーマット変更にもその都度対応してくれるので、心強い存在。

【会計ソフトfreee(フリー)】

 

やよいの青色申告オンライン

このあたりを使えば日々の帳簿つけも簡単だし、確定申告用の青色申告書類もばっちり作れるので安心してください。個人的にはfreeeの手取り足取り仕様は初心者向けだと思いますが、歴史と伝統と知名度がある弥生も捨てがたい。うーむ…。まあ、お試し期間があるので、触ってみて使いやすい方を選ぶといいと思います。
こういうソフトに頼らず帳簿付けと確定申告の書類を作るのは、大変なので、簿記2級以上の知識があり、かつ時間・根気がある方以外はおすすめしません。

軽く会計の知識が欲しい場合は、日商簿記3級のテキストをぱらぱら見ておくと、複式簿記の仕組みなどがわかります。

はづき
はづき

経理課時代、簿記の知識がないまま実務に当たっていたので、のちに簿記を勉強して「こういうことだったのか」と感動。楽しくなってきた勢いのまま、独学で2級までいきましたよ!

ところで勉強してみて、3級より2級のほうが簡単に感じました。なぜでしょうね?

 

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開業するにはどうすればいい? 開業に必要な手続き

お得な青色申告が使える事業者としてやっていくためには、「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出することが必要です。どちらとも提出先は税務署になりますので、書類一式は国税庁のホームページからダウンロードするか、税務署で入手することができます。
書類は直接持っていくほか、郵送でも受け付けてもらえます。郵送する際には、

  • 書類の控え(コピー可)
  • 返信用封筒+返信用切手

この2点の同封も忘れずに。
なお封筒のサイズに規定はなく、なんでもいいようです。
ちなみに書類を郵送した場合、受領日は発送した日になります。

開業届の書き方

所定の欄に必要事項を記入していけばOKです。

青色申告承認申請書の書き方

青色申告承認申請書は開業届から2か月以内に提出しなければならないので、注意しましょう。開業届と一緒に出してしまうのがベストです。
65万円の控除を受けるためには現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳・預金出納帳・総勘定元帳・仕訳帳の8つの帳簿を選びます。

2020年2~3月の確定申告を青色申告で行うためには、2019年3月15日までに青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。

いろいろ面倒くさい開業届ですが、クラウド会計ソフトfreeeにある「開業freee」という機能を使えば、アカウント登録が必要になりますが、無料で開業に必要な書類一式を作成することが可能です。項目を埋めていくだけで完成するし、自宅で印刷するから書き損じの心配もないし、控えのコピーを取りに行く手間もないし、楽ちんだね!

【会計ソフトfreee(フリー)】

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開業のデメリットって?

開業のデメリットは

  1. 確定申告をしないとバレる
    副業なら所得が20万円以上、専業なら38万円以上になるなら確定申告に行きましょう。
  2. 副業で開業届を出していると、本業を失った時の失業手当がもらえない
    失業手当は仕事を失った人に支給されるお金。開業届を出している=事業を行っているとみなされるため、本業を失っても失業給付の対象から外れてしまうのです。
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まとめ

年間所得が20万を超え、来年以降も同程度の収入が見込めるのなら開業届と青色申告承認申請書を提出し、青色申告をすると節税効果が高まります。
青色申告で確定申告を行うためには、確定申告の前年3月15日までに青色申告承認申請書を提出している必要があるので、開業を検討しているのなら早めに行うのがいいでしょう。