ライターのみなさん、文書作成ではどんなツールを使っていますか?
「テキストエディタ」で検索すればプログラミングで使うツールが出てくるし、「おすすめエディタ」で検索すればダウンロードして使うタイプで、こまめに保存が必要じゃん!
パソコンをサクサク快適に動かしたい私は、なるべくソフトをダウンロードせずクラウド上で何とかしたい。
そこで、
- 日本語の文書作成に適している
- ブラウザで使えるクラウドツールである
- 無料である
この点に絞ってテキストエディタを探し出し、実際に使ってみました!
そこで「これは使い勝手がよさそう」と思ったツールの、いい点・いまいちな点をご紹介していきたいと思います。
ライターは結局何を使って書くべきなの?
ツールはなんでもいいと思うのですが、納品時点でもっとも多いのが「Wordでの納品」なので、Wordでそのまま書いてしまうというのがベストなのかもしれません。
ちなみに小説家もまた納品にはWordを使います。
なぜライティングや小説の納品にWordが使われるのかといえば、
- どのパソコンにも入っていることが多い
- 校閲機能がある
という点でしょうか。
ライティングに関してはCMS直接投稿という納品方法も多いですが、どのみち下書き必要ですしね。
というわけで、まずはWordから。
Wordが使えればとりあえず問題なし! ただし注意点も
Wordは言わずと知れたマイクロソフトの文書作成用ソフト。量販店で購入したパソコンにはだいたい最初から入っていますよね。ドキュメント納品の場合、たいていWordです。
Wordのメリットは
- 書式設定も自由自在
- 今はやりのダークモード(背景黒、文字が白など)での使用も可能
- 文字カウント
- 辞書機能
- 校正機能も最初からついている
何も問題がありません。さすがoffice。
Wordで文書作成、いいと思います。
ただ、クラウドツールではないので
- 特定のデバイスでしか使用できない
- 自動保存設定していないと保存し忘れという悲劇が発生する
- パソコンが壊れると仕事ができなくなる
などが個人的には「あー…」という点。
一台のパソコンで仕事をしている人なら「特定のデバイスでしか使えない」はあまりデメリットにはならないかもしれませんが、私は複数のデバイスを使用しているので、特定のデバイスでしか使えないツールはちょっと窮屈。
現時点では提出用の清書でしか使用していません。
あと特定の書式を覚えこませたいのですがいつも失敗します…どうしていつもリセットされてしまうの?
GoogleドキュメントはWordのクラウド版! ただし文字カウントが少しだけ面倒くさい
Wordっぽくてクラウドで使えるもの…
ありますね、そう、みんな大好きGoogleドキュメント。作成したドキュメントをダウンロードする時、自動的にWordに変換してくれる優れものです。
機能はほぼWordと一緒。
ダークモードにできない不満はありましたが、chromeの拡張機能「Darkdocs」を使えばダークモード化できます。chrome全体に使えるのでダークモードで目に優しくchromeを使いたい人は Darkdocsを入れてみても。
メリットは
- クラウドなので自動保存
- クラウドなのでパソコンは重たくならない
- Wordとほぼ同様の機能を持っている
ただし個人的に「あー」と思っている部分もありまして。
それが「文字カウントが面倒くさい」です。
Wordなら下に常に表示されているのですが、Googleドキュメントはツールもしくはショートカットで確認しなくてはなりません。そのアクションが面倒くさいと思います。ライターは文字数を常に気にしていますのでね。
デバイスを選ばないEvernoteは使用率も高い
よそ様のデータで申し訳ないのですが、小説の執筆で使用されていることが多いツールとして挙げられていたのが「Evernote」です。ライティングも小説も長文を書くという点では一緒ですからね、参考にさせていただきました。
スマホ用アプリだけでなくMac、Windows用のアプリもあるし、webでの使用もOK。もともとはメモ用のアプリなので、下書き用のツールとしてうってつけ。
私はweb用しか使っていませんが、動作も軽いし見た目もスタイリッシュなので使ってて楽しくなります。
メリットは
- クラウドなので自動保存
- テキスト書きために特化している
- タスク管理ができる
- Googleドライブと連携できる
ほかにもいろいろありますがこのくらいで。
デメリット(ただしweb版の場合)は、
- 文字カウントはできない(アプリ版は可能)
- web版・Windows版はダークモードにはできない(スマホアプリ・Macアプリは可能)
- Word形式でのエクスポートはできない
あくまでも下書き用のツールと言えますね。
fumi-co(ふみこ)ってやっぱり最強のライティング支援ツール!
最後は愛しのfumi-coちゃんです。
fumi-coちゃんはWebライティング用に開発されたツールで、ブラウザで使います。アプリ版なし。リリース直後から愛用しているのですが、リリース当初「字が小さい」「ダークモードほしい」などとつぶやいていたら、いつの間にかその機能が搭載されていたという。運営さんありがとう。別に私の声を拾ったわけじゃないだろうけど。
忍者ツールズでおなじみのサムライファクトリー(のグループ会社)が提供しているツールなので、 BIZ SAMURAIのID取得が必要になります。
ちなみに上記のスクショは実際に私が書いたもの。掲載先はこちらです。

fumi-coのメリットは
- クラウド保存
- ダークモード可、文字サイズ調整可
- 文字カウント機能つき
- Word形式でのエクスポート可
素敵すぎる。ほかにも
- アウトライン機能
- 文章チェック機能
- ラインマーキング機能
- ユーザー辞書機能
などがついています。このあたりは違うツールを使うため、私はあんまり使っていません。
ただしあちゃーな部分もありまして、
- アウトライン機能を使って作ると見づらい
- アウトライン機能を使って作らないと、Word変換したときに「見出し」設定が作られない
っていう。 fumi-coイチオシの機能を全否定してかかるって、どうなのよ…。超長文にはアウトライン機能が効いてくる気がしますが、私は多くて4,000字くらいなので。
いや今回はあくまでも「下書き機能に特化したツールの紹介」だから!
アウトライン見づらいんなら一枚に全部書けばいいんだし! そのあとfumi-coで作成した文章をWordに全コピペすればいいだけじゃない! ※実際にはエクスポート機能を使ってWord形式でダウンロードしています。

ブログの下書きには何が向いているの?
今まではライティングの下書きについて見てきましたが、さてブログの下書きは何が向いているでしょうか?
ブログとライティングは似て非なるものなのですが、個人的にはブログ執筆にはライティングよりもアイデアとスピード感が必要だと感じています。その点を考えれば
- いつでもどこでも書きためることができる
- 動作が早い
- デバイス選ばない
- アプリ版もばっちりリリースされている
をクリアしている、Evernoteかなと思います。まあもともとビジネス用のメモアプリですしね。
いや別にGoogleドキュメントでもいいんだよ?
別に、好きなものを使えば。Slack個人使いとかでもいいかもしんないです。私はメモ代わりにチャットワークやSlackのマイチャットや自分あてメッセージを使います。ただチャットって、古い情報はどんどん流れて「どこ行ったやら?」みたいになるのが、ちょっとね。
まとめ
文書作成に使えるクラウドツール3つをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
いずれのツールも、「これを使うことにする」と決めればデメリット部分もアイデアでカバーできるので、特に不自由はないと思います。その中でもやっぱりwebライティング用に作られた fumi-coは「ツボを押さえているツールなんだな」としみじみ実感いたしました。
もし、文書作成ツールを探していて fumi-coの利用をされていない人がいましたら、ぜひご検討ください!
まるで fumi-coの回し者のようですがまったくの無関係です! でも創業すぐのサムライファクトリーから年賀状はもらいました!(応募者全員サービスですよ)
なお、このブログエントリそのものは Evernoteを使って書きました。
Evernoteも下書き用としては悪くないですよ。もう、好みだよね。