在宅ライターとして開業届を出そう! 屋号の意味と出すメリット

確定申告

管理人の実家は、とても古い家です。古すぎて傾きかけています(いろいろな意味で)。
そして屋号を持っています。
皆さん、屋号ってご存知?
今回は「古い家についている屋号」ではなく、「開業届にある屋号って?」の疑問に答えていきたいと思います。

あったらかっこいい! 個人事業主にとっての「屋号」とは

屋号というのは、会社での社名、お店での店名のようなもの。とはいえ、個人事業主でも小児科や歯科、弁護士や測量士といった士業なら「〇〇小児科」「〇〇弁護士事務所」などのようにわかりやすい屋号がつけられますし、自分の仕事をする場所を構えることから、屋号をつける必要性もわかります。
でも在宅ライターに屋号は必要でしょうか?
結論から言うと「別になくてもいい」けど「あったほうがかっこいい」というものです。以下で「あったほうがかっこいい理由」をご紹介します。

あったらかっこいい理由1 信頼度が増す

屋号は、つまり、名刺でいうところの肩書きのようなものです。

ないとこんな感じだけど

あるとこんな感じ

なんかちょっとかっこいい。
それに「事業としてライターをやっています」感が強くなるので、相手に「ちゃんと仕事しそう」という印象を与えることができます。ビジネスでは第一印象大切。
なので、「今の事業をビジネスとして展開していきたい」「横のつながりを大切にしたい」「法人化を考えている」という人は屋号を持ったほうがいいでしょう。

あったらかっこいい理由2 屋号で口座を持てる

開業届を出せば、屋号で口座を作ることができます

フリーランサーにとってお金の出し入れはきちんと把握しておかないと確定申告で泣きを見るため、「生活口座でごっちゃになる」事態の回避は嬉しいポイントではないでしょうか。また業務用口座として独立させておけば、会計ソフトと連携を取ることができるので、帳簿付けの手間がひとつ省けます。帳簿付けは本当に面倒な作業なので、口座への出入金が多い人なら、これもメリットとして大きいです。

開業届を出せば青色申告の利用も可能になります。ご存知の通り、青色申告は複式簿記で帳簿付けが必要になるので、会計ソフトの利用は必須。自力でやるのはやめたほうがいいです、時間と労力がかかりすぎます。

私は会計初心者には「わかりやすい」ということから「【会計ソフトfreee(フリー)】」をすすめていますが、私自身は仕訳件数に制限があるものの、一年を通して無料で使えるプランがあるマネーフォワード クラウド確定申告を使っています。

どちらとも登録は無料なので、使い勝手を試してみてください。

あったらかっこいい理由3 屋号で角印が作れる

頑張ってお仕事をしていたら、請求書や領収書に押印する機会が増えてきます。屋号を持っていればこうした書類に押す角印を屋号で作ることができるのです。角印は「会社の認印」ですので、信頼度増し増し効果が期待できます。
また屋号があると商工会に入りやすくなるというメリットも。

屋号の決め方のルール

さて、あるとかっこいい屋号。登録するのは無料、変更も可能、持っていて損はありませんが、決め方にはルールがあります。

  1. 法人と間違えやすい名前はNG
    個人事業主なのに「〇〇株式会社」「Co. Ltd Inc.」とかつけたらだめです。銀行・保険・証券といった特定業種名もNG。
  2. アルファベットはOK
  3. すでに存在する屋号も使える
    しかし商号登録されていると同じ場所で使うことができません。商号登録とは「法律で屋号を正式に認めてもらう」手続きのこと。将来的に法人化して第三者が同じ屋号を名乗ることを防ぎたい場合は、商号登録までしておきましょう。
    同じ屋号が商号登録されているかどうかは、最寄りの法務局で調べられます。無料です。

理想の屋号とは?

屋号とはサークル名や活動名のようなものなので、「活動内容がわかりやすい」屋号にしておくのが理想と言えます。複数の業種を持っている人だと「〇〇オフィス」「スタジオ〇〇」のような名前に落ち着くことが多いようです。

成功する屋号のジンクス

あくまでもジンクスなのですが、「ン」が入っていると成功するといわれています。屋号とは少し違うのですが、一度は冠番組を持ったことがある芸人やグループの名前には「ン」を含む名前が多い気がしませんか?

屋号の登録方法・変更方法は?

さて、あるとかっこいい屋号ですが、どうすれば登録することができるのでしょうか?
これは開業届に書くだけでOKなのです。
また一度登録した屋号も、確定申告の書類への屋号を変更すれば、それでOK。証拠を残したいという場合は、開業届を出し直すという方法もあります。

変更そのものは簡単だけど、屋号を使って口座や名刺を作っていたりする場合は、屋号変更に伴う手続きや告知が必要になるので、おいそれと変えないほうがいいでしょう。決めるときは慎重に。

屋号がないことで起こる不都合ってあるの?

開業届や青色申告申請書には屋号を記入する欄がありますが、屋号がない人は別に記入しなくてOKなのです。
ビジネスとして展開していくつもりがなく、副業として細々とやっていくのなら、屋号は特に必要はないでしょう。

まとめ

屋号を持つということは、「社会的に責任を持つ姿勢を表す」ことだと思います。ビジネスとしてやっていくつもりなら、開業届に屋号を記載して提出しましょう。
名刺や口座に屋号が入ると、ぐんとかっこよくなるし、取引相手への信頼度も増します!

  • 屋号の登録は開業届に記入するだけ
  • 屋号の変更は確定申告の書類の屋号を変更するだけ

特に手間も必要ないので、開業するなら屋号をつけましょう!

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おまけ 故郷の屋号は消滅寸前

さて、個人事業主の屋号についてご紹介しましたが、私の実家にも屋号があります。なぜ屋号がついているのかというと、私の実家のある地域は全員同じ苗字だから(当然みんな親戚といえば親戚。近い遠いはあるけど)。

仮に田中としましょう。みんな同じ田中なので「どこの田中なのか?」を区別するために、あだ名のようなものがつきました。集落の西にあれば「西屋」の田中さん、川の前にあれば「川前」の田中さん、近くに竹林があれば「竹屋」の田中さん、のような感じ。

屋号の付け方は地域差や時代によっても異なるのですが、うちの故郷の場合は、こういう感じです。ちなみにうちの村での屋号の付け方は、寄り合いで決めるそう。父に「最近はつけないのか」と聞いたら、「そんな話は聞かないねえ。新しい家が建たないし」だって。少子高齢化の波で、村の子どもは都会に出たっきり戻ってこず、屋号がある家は老人ばかり。私の故郷では屋号を持った家は絶滅寸前なんです。

私の実家も後継ぎがいないので、屋号が消滅するのは時間の問題でしょう。屋号のもとになった池も新しい道路を作るためにつぶされてしまい、もうありません。

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